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JEAN COUTURIER  Photo Gallery

ジャン・クチュリエ/パリ在住

衣裳(パリ・オペラ座バレエ等)コレクター、ファッション&舞台写真家。ダンサート等に舞台写真を発表。

佐東利穂子ソロ 2019年6月「泉」

MCJP(パリ日本文化会館)

撮影・文:ジャン・クチュリエ(訳:新倉真由美)

2014年にソロ作品「SHE」を披露した勅使川原三郎のカンパニーの看板ダンサー佐東利穂子が再びMCJPで「泉」を発表した。

佐東自身による振付でさらなる感受性とテクニックに目を見張った。

 

佐東は東京に生まれ、英国とアメリカで舞踊の基礎を学び15歳で帰国。1996年KARAS入団、以来全ての作品に出演し勅使川原が最も信頼を寄せるダンサーである。作品はいずれも強い印象を与えるがとりわけ勅使川原とのデュエット作品が印象深い。

 

2009年末、東京で初めてのソロ作品「SHE」を披露し大成功を収める。振付家デビューは2018年フランスのベルリオーズ・フェスティバルで「Vepres de la vierge de Monteverdi」(モンテヴェルディの乙女の晩課)

 

世界中で高く評価され

2005年ダンス雑誌Ballet2000の年間最優秀ダンサー賞

2007年日本ダンスフォーラム賞

2012年レオニード・マッシ―ニ賞

2016年文部科学大臣芸術奨励賞 ほか、多数受賞

ジャン・クチュリエ「衣裳の記憶」展

2019年3月21​日(木)-24日(日) 

12時~18時
会場:セッションハウスガーデン2階(神楽坂下車5分)

舞台写真と衣裳デザイン作品を展示

PROGRAMME ASSOCIE A JAPONISMES 2018

 

秋、パリの勅使川原三郎「白痴」

 

2018年9月パリで開催されている秋のフェスティバルにて上演。

7月から日仏友好160周年を記念して「ジャポニスム2018」が開催、賑やかに日本の舞台芸術が披露されている。(編集部)

 

文・撮影:ジャン・クチュリエ 訳:新倉真由美

すでにパリの眼の超えたダンスファンを虜にしている勅使川原三郎の舞台は国立シャイヨー舞踊劇場のフィルマン・ジェミエホールでフィオドール・ドストエフスキーの「白痴」からインスピレーションを得た1時間のデュエット作品を完璧に脚色した。

「この小説を振り付けるのは無理だとはわかっていました」と彼は語っていたが彼のミューズ佐東利穂子と共に、登場人物の孤独と内面の屈折を極めて視覚的にわかりやすく表現することに成功した。

揺らめく手、かしげた頭、やさしく腰に回した腕、甘美なダンスに彩られた麗しい夕べ、愛に溢れた動きに満ちたこの美しい作品はずっと我々の記憶に残るだろう。

カンヌ・バレエフェスティバルで「ローラン・プティの夕べ」開催
2017年​12月10日 カンヌ映画祭会場にて
Soirée Roland Petit au Festival de danse de Cannes, Palais des Festivals le 10 décembre

文・写真:ジャン:クチュリエ 訳:Mayumi Niikura

Eleonora Abbagnato, danseuse étoile de l’Opéra de Paris, grande interprète du maître et nouvelle directrice du corps de ballet de l’Opéra de Rome a travaillé pour la renaissance de trois pièces emblématiques de Roland Petit avec l’aide de Luigi Bonino, son danseur alors qu’il dirigeait le Ballet national Marseille. L’Arlésienne, créé en 1976 pour le Ballet national de Marseille, sur la célèbre musique de Georges Bizet ouvre la soirée. La deuxième partie nous fait découvrir l’excellente interprétation d’Eléonora Abbagnato et de Giacomo Castellana dans la Rose malade qui date de 1973 sur une musique de Gustav Malher et des costumes d’Yves Saint Laurent. Enfin Carmen, a été créée et dansée par Roland Petit avec Zizi Jeanmaire à Londres en 1949, cette pièce a été aussi adaptée pour la télévision par Mikhail Baryshnikov avec Zizi Jeanmaire et Luigi Bonino. Les danseurs de l’Opéra de Rome accompagnent avec fougue les solistes, Nathalie Kusch et Michele Satriano.  L’âme de Roland Petit, disparu en 2011 à Genève, a survolé cette soirée du festival de Danse de Cannes sous la direction artistique est de Brigitte Lefèvre. Espérons que le public japonais pourra découvrir un jour ces œuvres.   

Jean Couturier

この度ローマ歌劇場の新芸術監督に就任したパリ・オペラ座のエトワル、レオノラ・アパニャートはマルセイユ国立バレエ団を率いてきたルイジ・ボリーニの協力を得て、ローラン・プティの代表作3作品の再演を行った。幕開けは1976年にマルセイユ国立バレエ団のために創作されたビゼーの名曲「アルルの女」。2本目の「バラの死(La Rose malade)」はレオノラ・アパニャートとジャコモ・カステラーニャの素晴らしい演技が目を引いた。(曲マーラー、衣裳イヴ・サン・ローランで1973年初演)。最後は1949年ロンドンでローラン・プティとジジ・ジャンメールが初演した「カルメン」。テレビ版にはミハイル・バリシニコフ、ジジ・ジャンメール、ルイジ・ボリーニが出演した。今回は2011年にジュネーブで逝去したローラン・プティが天からに見守る中、ローマ歌劇場の若さ溢れソリスト、ナタリー・クッシュとミシェル・サトリアノが熱演、いずれ日本での上演が実現できればと願う。

展示会「モードの記憶~かつてのフランスと現代の日本の出会い~」

2018年3月24(土)~31日(土)12:00-18:00(日曜、最終日は17:00まで) 

会場:ギャラリー枝香庵(えこうあん)

クリックで拡大⇩

三宅一生、Junko Shimadaなどのファッションショーの写真、ランバン、ジャン・パトゥ等のデザイン画、洋服や昔のモード雑誌の展示。

洋服以外のサイン入りオリジナルデザイン画は4000円から50000円で販売。

初日17時には日本人のダンサーとバイオリニストによるパフォーマンスがある。

Exposition qui melange mes photos de mode defile ou presentation de createurs japonais en Europe, Issey Miyake , Junko Shimada etc Et mes documents personnels dessins de createurs de mode des annees 1930 1950 1960 . Jeanne Lanvin , Jean Patou , Michel Goma etc . A cela s ajoute quelques vetements de mode de 1900, 1930 , et 1970 . Et aussi des anciennes revues de mode . Tous  ces elements sauf les vetements peuvent etre achete des prix allant de 4000 yens a 50000 yens pour des dessins originaux signe . Le jour de l inauguration une danseuse et une violoniste japonaise ferons un petit spectacle de 5 a 7 mn.

ギャラリー枝香庵(えこうあん)

〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F

Tel 03-3567-8110

◎東京メトロ(丸ノ内線/銀座線/日比谷線)銀座駅 C8出口1分
◎東京メトロ銀座一丁目駅(有楽町線) 8番出口5分
◎JR有楽町駅(山手線/京浜東北線) 5分

ビル左横の細い通路を入りエレベーターでお越しください

勅使川原三郎の挑戦!!は続く
  パリ・オペラ座バレエ団への新作振付作品「Grand miroir」稽古場より (2017年10月)

勅使川原三郎「Grand Miroir」

パリ・オペラ座のエトワルと共にリハーサル

 

 優れた創作作品により世界中から招聘されている勅使川原三郎が、アシスタントであり全幅の信頼を寄せている佐東利穂子を伴い、オペラ座のエトワール、エミール・コゼット、マチュー・ガニオ、ジェルマン・ルーヴェをはじめ10名のダンサーたちとリハーサルを行った。 

 エサ=ペッカ・サロネンのヴァイオリンコンチェルトからインスピレーションを得て創られた本作に挑んだのは、プロポーションの美しいダンサーたち。可動性は振付家のキーワードであり、彼らはマリウス・プティパ・スタジオの広さの限界を超えて絶え間なく動き続け、自在で電子的な踊りを作り上げた。ソロであったりアンサンブルであったり、様々な回転がスタジオを駆け抜ける。緩急交互にリズムを刻む作品は、非常に官能的である。

 勅使川原はダンサーたちにつきっきりで、動きを示し言葉で補いながら指導に励む。今日

国際的な評価を得、第一線で活躍している振付家と共にリハーサルを重ねられたダンサーたちは真に幸運である。

 勅使川原は振付・照明・衣裳も担当し、この造形芸術を完成させた。

 

文・撮影:Jean Couturierジャン・クチュリエ

 

ガルニエ宮にて10月24日から11月16日まで、ジョージ・バランシン、ピナ・バウシュの作品と共に上演。

(本公演は2018来春発行のDANCEART「勅使川原三郎の世界」にて紹介予定)

黒沢美香を偲んで

 

文:ジャン・クチュリエ

自らの全てをダンスに捧げ59才で旅立った舞踊家、振付家の黒沢美香。高名な舞踊家である黒沢輝夫、下田栄子のもとに生を受けた彼女の稽古場は鮮やかな思い出に溢れ、あたかも小さな博物館のようだ。

モーリス・ベジャールに木版画を贈呈する美香。各地で披露された両親の舞。いたるところにある白黒写真は、創作に邁進し旅をしたダンスの黎明期の証である。

80年代ダンスシーンに洗礼を受け、幅広い世代のダンサーと作品を作りあげた黒沢美香のダンスは時を超えて色あせることがなかった。

昨年8月に稽古場を訪ねた際、ダンサー達に交じって金色に輝く衣裳に優雅に身を包む彼女を前に、私は深い尊敬の念を抱いた。この世のものとは思えないオーラを放ち、稽古場のバーをしっかりと握る美香。あれは永遠の旅立ちにあらがう姿だったのだろうか。

父や先達が待つマチスの輪舞の世界へ。

(写真・「月をかぶる」リハーサル 2016年8月)

黒沢 美香 Mika Kurosawa(1957-2016)
横浜生まれ。5歳から舞踊家の両親(黒沢輝夫、下田栄子)のもとでモダンダンスを習う。1982~85年NYに滞在。当時のNYダウンタウン・ダンスシーンをリードする振付家の作品を踊り、国内外の公演に参加する傍ら、ジャドソン・グループのポスト・モダンダンスに衝撃を受けて、帰国後日本におけるコンテンポラリーダンスのパイオニアとなってわが国のダンス界を引っ張っている。群舞の黒沢美香&ダンサーズ代表、 ソロダンス「薔薇ノ人クラブ」代表の他に、”風間るり子”と “小石川道子”の別名でも踊る。最近は踊る大学教授陣「ミカヅキ会議」を発足。舞踊コンクールで1位を5度受賞の他、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。海外公演と全国でワークショップ多数。横浜生まれ育ち。

(facebook 黒沢美香・記/2011年)